― ひろゆきのネット炎上観察記 ―
●ビックリマン現象の再来か。アイス破棄に非難の声続出
「インスタ映え」すると若い女性に人気のアイスクリーム店。しかし、ツイッター上に写真撮影しただけで食べずに捨てられた大量のアイスが入っている同店のゴミ箱だという写真がアップされたことがまとめサイトやキュレーションサイトで取り上げられた。ネット上では「インスタの闇を見た」「ビックリマンを思い出した」などのコメントが寄せられている◆食べ物を粗末にすることって、日本だと炎上しますよねぇ。。。
昭和の時代にロッテが発売した「ビックリマンチョコ」というお菓子のシール集めが社会的ブームになったことがありました。当時はどこの町でもビックリマンチョコが売り切れている状態だったので、売っているのを見かけた人が箱買いしてシールだけを抜き取ってお菓子を捨てるってのが、全国各地で起きてニュースになったりしたのですね。
これは’80年代に起きていたことなんですが、最近はインスタグラムに綺麗な写真を上げるのが目的で食べ物を捨てるって話がありまして。時代は変わっても人間がやることは変わらないなぁ、、、と思うわけですが、ネットとかだと「インスタの闇を感じる」とか話題になっていたりするわけです。んでも、撮影のために立ち入り禁止の場所に入るとか、目的のためにモラルや法を逸脱しちゃうのは、ネットだけじゃなくよくある話でして。
ただ今回は食べ物に関することは敏感に反発する人も多いので、騒ぎが大きくなっちゃったって話だと思うのですよ。コンビニのアイス用冷蔵庫に入った写真を撮った話とか、テラ豚丼とかも話題になりましたし。
んでも、食べ物を粗末にするのは良くないってのは、国によって全くなかったりするんですよね。アメリカとか中国とかは食べ物をガンガン捨てますけど、まったく気にしなかったりします。フランスは食べ物を捨てるのは良くないよね、、、ってことで、八百屋では傷んだ果物をタダで配っていたりします。そんなわけで、アメリカだと食べ物を粗末にした動画や写真をユーチューブとかインスタグラムに上げたりってのが当たり前に起きてるんですけど、日本もそういう感じになっていくんですかねかぇ。。。
食べ物うんぬん関係なく、「自己顕示欲のために物を粗末にするのはいかがなものか?」という話もあるみたいですけど、自己顕示欲を満たすことで、満足して楽しく暮らしてる人もいるわけでして。インスタグラムがどうとかは関係なく、趣味にお金を使いすぎて生活破たんするって人がSNSに限らずたまに出てくるので、気をつけましょうね。。。と。
※1.お菓子を捨てる
小学生当時の筆者は友達が捨てるお菓子を貰うだけでなく、不要なシールも貰うというオイシイポジションにいたとか
※2.撮影のために立ち入り禁止の場所に入る
昨今では、ネット上にアップしない鉄道写真の撮影を目的とした「撮り鉄」などが問題に。また、ネット上では歌手でタレントの松本伊代氏が線路内に立ち入り撮影した写真をアップし話題に
※3.冷蔵庫に入った写真
大手コンビニチェーンの従業員がアイスと共に冷凍庫内に寝そべる写真がフェイスブックにアップされ炎上。同従業員が解雇されるだけでなく、同店はフランチャイズ契約を解約させられることに
※4.テラ豚丼
「すき家」で販売されていた肉が3倍多いメガ牛丼に対抗し、吉野家の店員がいたずらで作った大量の肉を載せられた豚丼。調理の様子をニコニコ動画にアップしたことから大炎上した
【西村博之】
40歳。パリ在住。元ニコニコ&2ちゃんねるの管理人で、米国掲示板サイト『4chan』の現管理人。「見事なまでに東京に帰ってくるたびに風邪をひくわけですが、その原因が睡眠不足だということがようやくわかってきた感じのする6月です……」
撮影/根田拓也
(出典 news.nicovideo.jp)
<このニュースへのネットの反応>
【大量のアイスがインスタ投稿後、食べずにゴミ箱へ…これはひどい】の続きを読む