異世界



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    1 名無しさん@おーぷん :2019/01/13(日)10:32:27 ID:sDB

    チート能力を要求します!(ビシッ)

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    キャリコネ

    近年、「異世界」という言葉がタイトルに含まれたライトノベルが増えている。こうした作品の大半は、小説投稿サイト「小説家になろう」に投稿され、書籍化されたものであることから「なろう系」と呼ばれている。主人公が異世界に転生し、活躍するという物語であることが多い。この「なろう系」の流行は、小説が「読むもの」から「観るもの」になったことを示している。(取材・文:河嶌太郎)

    「なろう系」の象徴作「異世界はスマートフォンとともに。」

    「なろう系」作品からは、「この素晴らしい世界に祝福を!」(暁なつめ=作、角川書店)、「Re:ゼロから始める異世界生活」(長月達平=作、メディアファクトリー)など相次いでアニメ化され、人気作になっている。こうしたヒットを受け、現在は3つの「なろう系」作品がアニメ放送されており、中でも「異世界はスマートフォンとともに。」(「いせスマ」)という作品が視聴者の間で物議を呼んでいる。

    同作は、神様の手違いから男子高校生の主人公が死んでしまい、異世界に送り込まれるところから始まる。手違いのお詫びとして、主人公の能力が大幅に底上げされ、そして生前使っていたスマートフォンが異世界でも使えるという"おまけ"までついている。

    異世界に転生した主人公は、いきなり魔法が全属性使えたり、お金や仲間(どういうわけか全員美少女である)に恵まれたりと、苦難というものに全く出会うことなく物語が進む。「とにかく主人公にご都合主義」「ヤマもないしオチもない」と困惑する声がネット上を中心に相次いでいる。

    しかしこうした「ご都合主義」こそ、「なろう系」の特徴だ。漫画「がっこうぐらし!」(芳文社)の原作者で知られる海法紀光さんは、2016年1月にTwitterでこう指摘している。

    なろう系のチートというのは、多くの場合「世界をハックする物語」なのだ。うまいハックが重要なのであって、「努力」や「向上心」は付随条件でしかなく、時に邪魔でさえある。

    主人公が異世界に転生し、チートもなんでもありの、ご都合主義の予定調和とも言える要領の良さでのし上がっていく――これが「なろう系」作品の特徴だとされている。特にこの「いせスマ」は、この特徴を徹底的に出した作品と言える。

    ゲームは「プレイする」だけでなく「観る」楽しみも では小説は?

    現役の「なろう系」作家の声はどうか。「小説家になろう」に2年前から投稿し、「剣士を目指して入学したのに魔法適性9999なんですけど!?」(SBクリエイティブ)、「勇者と賢者の酒蔵」(ホビージャパン)などの著書を持つ年中麦茶太郎さんは「『小説家になろう』ではこうした作品が日々、多くの人によって書かれ、読まれ、楽しまれ、そして出版不況のこの時代に続々と書籍化されている」と語る。

    なぜ、このような作品が広まり、支持を集めているのか。年中麦茶太郎さんは、

    「『なろう』で高い評価を得る作品の傾向として、ゲームの早解き動画的な面白さを求めている読者が多いように思えます」

    と指摘する。

    ニコニコ動画では、「いせスマ」に「異世界RTA」というコメントがちらほらついている。RTAというのは「リアルタイムアタック」のことで、ゲームスタートからクリアまでの実時間を競うもの。このコメントは同作品を揶揄されるためにも使われているが、これは「ゲームの早解き動画的な面白さ」の裏返しとも言える。

    確かに近年、ニコニコ動画をはじめインターネットの動画サイトではRTAや、ツールを使いゲームクリアまでの理論上の早さを現した「TAS」動画が人気で、しばしばランキングの上位にも現れる。

    ゲーム実況動画も根強い人気があり、ゲームをサクサク進めていく早い展開を実況主に求めるコメントも多い。今や、ゲームは自分で能動的に解いていく楽しさだけでなく、第三者によるサクサクプレイを観る楽しみ方も確立しているのだ。

    これと同じ現象が、小説をはじめとした物語の世界にも起こっているのではないか。あまり難しく考える必要がなく、ページをめくっているうちに気付けば主人公が一つの世界の中でサクサクのし上がっていく。この展開に新たな快感を覚える読者も少なくないのだろう。小説を「読む」のではなく「観る」――ここに「なろう系」の醍醐味があるようだ。



    (出典 news.nicovideo.jp)


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    テレビアニメ「異世界食堂」(左)と「ナイツ&マジック」のビジュアル(C)犬塚惇平・主婦の友社/「異世界食堂」製作委員会(C)天酒之瓢・主婦の友社/ナイツ&マジック製作委員会
    MANTANWEB

     毎クール30本近い新作が放送され、飽和状態とも言われる深夜アニメの中で「異世界もの」というジャンルがヒットしている。ネット小説から生まれた作品が多く、「Re:ゼロから始める異世界生活」「この素晴らしい世界に祝福を!」などが人気を集めている。7月には「ナイツ&マジック」「異世界食堂」がスタートした。その2作品の原作編集を担当した主婦の友社のライトノベルレーベル「ヒーロー文庫」の高原秀樹さんに、異世界ものの人気の訳などを聞いた。

    【写真特集】食事シーンは“夜食テロ”か… 異色の「異世界食堂」の名場面

     ◇読者に近い普通の主人公が異世界で活躍

     「ナイツ&マジック」「異世界食堂」の原作は、いずれも小説投稿サイト「小説家になろう」の投稿作品から生まれ、“なろう系”などと呼ばれている。なろう系には、28日に映画が公開されることも話題の青春小説「君の膵臓をたべたい」のような例外もあるものの、特に人気なのは、現代社会で生活する平凡な主人公がファンタジーな異世界に放り込まれて活躍するという作品だという。

     異世界ものは近年、急にブームになったわけではない。映画化もされたファンタジー小説「ナルニア国物語」や1980年代に人気を集めたアニメ「聖戦士ダンバイン」など、これまでも数々のヒット作があり、普遍的に人気があるジャンルである。

     人気の理由について、高原さんはキーワードとして「共感」を挙げる。「学校や職場でうまくいかない……などという悩みは誰しもあるかもしれません。異世界なら活躍ができるかもしれない!と想像をした経験がある人も多いはず。異世界ものはその願望をかなえてくれる。そこに共感しているのかもしれません」と分析する。

     例えば「ナイツ&マジック」の場合、交通事故で命を落としたプログラマーでロボットオタクの主人公が異世界に転生。豊富なメカ知識とプログラマーの才能を生かして理想のロボットを作って活躍する。

     異世界に転生する話にしなくても、例えば、異世界の超人的な能力を持つ主人公という設定でも、ストーリーは成立するかもしれない。ただ、高原さんは「読者に近い普通の主人公が異世界で活躍するから、より共感できる」と話す。

     異世界ものは、主人公が強過ぎる「チート」が人気を集める傾向もある。高原さんは「リミッターを外したような『無双』状態になりたい……願望を持っている人が多い。中途半端にするより、チートの方が爽快感があります。爽快感が重要なのは、ラノベやアニメに限らず、どのエンターテインメントでも共通なのかもしれませんが」と説明する。

     ◇小説は飽和状態もアニメはブーム続く

     異世界ものは多様化している。7月にテレビアニメがスタートした「異世界食堂」(ヒーロー文庫)もその一つだ。商店街の洋食店が毎週土曜になると異世界とつながり、エルフなど異世界の住人がメンチカツやオムライス、カレーライスなどの料理を楽しむ……という展開。平凡な主人公が異世界に転生するわけではない。異世界と落語をテーマとした「異世界落語」(ヒーロー文庫)なども人気を集めている。

     グルメや落語など多様化はしているが、高原さんは「似たような作品も多いと、読者は飽きてくるので、多様化してくる。『異世界食堂』にしても平凡な洋食店が異世界の住人に評価されることになる。実は、ほかの異世界ものと根本的な構造は同じなのかもしれません」とも話す。

     7月にはテレビアニメ「異世界はスマートフォンとともに。」もスタートし、「盾の勇者の成り上がり」「異世界居酒屋『のぶ』」「デスマーチからはじまる異世界狂想曲」などもアニメ化が発表されている。高原さんは「今は、なろう系のラノベを取り扱う出版社は20社くらいあり、人気作はすぐに書籍化され、青田買いも多い。異世界もののラノベは飽和状態とも言われています。ただ、アニメはどれもヒットしているようなので、まだブームは続きそうですね」と予測する。

     ヒット作が生まれると、追随する作品が生まれる……というのはアニメ業界に限らずよくあることだ。異世界ものの人気作はまだアニメ化されていない作品も多いといい、高原さんが話すように、ブームは当分続きそうだ。



    (出典 news.nicovideo.jp)


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